シャドウバース公式運営での放送事故と賞金詐欺にユーザー激怒!真相に迫る

シャドウバース

11月26.27日に行われた、サイバーエージェントabemaTV主催のシャドウバース「FRESH!杯」における公式放送に出演したちょもす氏のブログを発端にした炎上騒動が発生しました。

ブログタイトルからわかるように、ちょもす氏はこの一件に相当な不快感を覚えており、プレイヤーや視聴者からも不満の声が上がっています。

ネットでの評判を大雑把にまとめると「運営側がちょもす氏を始めとした大会参加者の扱いがあまりに程度の低いものだった」ということになるのですが、さらに深く掘り下げたところ一筋縄ではいかない大きな問題が見えてきました。

今回は騒動をより詳しく紹介、ここに潜む根本的な問題について述べていこうと思います。

騒動の概要

まず、この騒動の主な被害者であるちょもす氏と運営側のサイバーエージェントについて軽く解説をした後に、炎上の顛末を説明したいと思います。

ちょもす氏

主にインターネット上でブログやニコニコ生放送を用いて活動しているゲーマー。特にアーケードゲーム「三国志大戦」における活動が有名であるが、シャドウバースにおいても精力的に活動を行なっておりゲーム内ランキングで1位に輝いたこともある実力者。

サイバーエージェント

ゲームアプリの配信や広告業などを生業とするインターネット業界における超大手企業。ゲームアプリ配信は主に子会社であるCygamesが行なっており代表作はシャドウバースの他、グランブルーファンタジー、ガールフレンド(仮)などがある。「FRESH!杯」の主催であるabemaTVもサイバーエージェント社のもつ放送コンテンツ。

炎上の顛末

ことの始まりは大会開催以前から起きていました。ちょもす氏が大会開催を知ったとき、ギャラの掲示は無く、大会参加を見送ろうとしていました。

しかし、大会開催の少し前になって「優勝者には賞金(検討中)」の文言が追加され考えを改め参加意思を表明、運営側からも「実力者を集めた大会を開きたいので是非参加してほしい」というDMが届きます。

しかし、この段階で「近日中すぐに運営側まで出向いて欲しい」とか「交通費のみでギャラは出ない」といった条件を提示されたため、ちょもす氏は再度この件を見送ることにしました。

ところが、その数日後さらなるDMがちょもす氏に届きます。

要約すると「審査に受かり放送に出演して欲しいので明日の正午までに運営側に登録を行なって欲しい」というものだったそうです。このメールが届いたのは夜22:30、しかも大会の日程は2日後と急を要するものでした。

ちょもす氏は違和感を覚えながらもせっかく夜遅くの仕事の最中にオファーしてくれたのだからといった理由で参加を決意します。

その後ちょもす氏は運営側の「大会は予選も含め全試合を配信する」という文言を確認し1ゲーマーとして配信を盛り上げようという気持ちから大会中での振る舞いやリアクションについて考えながら当日を迎えることになります。

しかし、大会中ちょもす氏を待っていたのはあまりにもひどい対応でした。

FRESH!杯予選はAブロック、Bブロックに分けられていたのですが、「機材トラブル」によりBブロックは配信不可、しかも「Aブロックの配信に音が入らないように」と狭い部屋に押し込められ無言で予選を進めるように指示を受けます。このような状況で優勝まで勝ち取ったちょもす氏ですが、ここでさらなる問題が起きていました。

なんと、事前に告知してあった賞金(検討中)の文言が公式ページから告知もなく消え去り、実際ちょもす氏には何も支払われることが無かったのです。

極め付けは優勝者のはずのちょもす氏の番組終盤での扱いの酷さにあります。その様子がこちら(後ろにポツンと一人で立っているのがちょもす氏です)

シャドウバース公式運営 画像

番組ADかな?

なぜか、MC陣の後ろでひっそりと佇むちょもす氏。優勝者とは思えない哀愁が漂っております。

また先ほどの「機材トラブル」の件についてはちょもす氏が問いただしたところ「スケジュール的に配信出来る枠が取れないため配信しなかった」という旨の回答を運営側から受け、嘘の見え透いた理由を説明されたことが更にちょもす氏の怒りを買う原因になったようです。

また、これに関してはAブロックに容姿も良く人気のあるプレイヤーを固めBブロックには配信にさほど価値のないプレイヤーを集めたということもちょもす氏は推測しています。

また、この配信を視聴していたユーザーからもちょもす氏と他の出演者との扱いの違いや賞金が告知なしに取り消されたことに疑問の声があがり炎上騒動となりました。

ここに運営関係者からのちょもす氏が騒動の元凶であるかのツイートや一部の出演者が口止めの形でiTunesカードを受け取った疑惑(これに関しては真偽が不明です)の広がりを受け、更に炎上が広がる形となりました。

炎上に至った根本的な問題点

ネット上の声をまとめると

  • 運営は陰キャ丸出しのちょもすよりも容姿の良いプレイヤーを優勝させたかったんでしょ
  • 賞金が出せないなら大会前に参加者に通知するべき
  • ちょもすから笑顔を奪った大会運営を許すな

といったものになっています。

やはり、ちょもす氏の扱いとその代表として賞金の告知取り下げに多くの批判が集まっているようです。

また、運営のシャドウバースプレイヤーの理想的なイメージ像とちょもす氏が離れていたのではないか、もっと直接的な表現をすれば、絵に描いたリア充のようなプレイヤーが優勝し、そういった意味で「映える」大会を運営側は望んでいたのではないかという書き込みも見られました。

これに関しては一部ではその通りであると私は考えます。

FRESH!杯がサイバーエージェントの関係する配信である以上、シャドウバースというゲームのイメージアップを目的としているのは当然ですし、盛り上がりや視聴者ウケを狙った展開にしたいと考えるのは真っ当なことであるからです。

しかし、ここで気になるのは「仮にちょもす氏が優勝していなかった場合、どのような展開になっていたか?」ということです。

Aブロックから勝ち上がった人気があり動画映えもするプレイヤーが優勝することが運営側の望む大会の展開であったはずです。この場合には優勝者は賞金を受け取り、華々しい祝福を受けていたのでしょうか?

この答えのヒントは予選を勝ち上がった4人のプレイヤーの紹介を行なった2日目大会配信の始めの部分にあります。これがそのときの様子です。

画像説明

ん?番組ADの紹介かな?

そうなんです。結局このときもMC陣の後ろに大会参加者が並ぶような構図になっています。

ここから私は、運営側はそもそも大会参加者全体を非常に軽視していたのではないかと考えます。

このことに加え、実は賞金が出ない旨については運営の関わるツイッターアカウントが大会前にツイートをしていたこと、ちょもす氏優勝の番組終盤において明らかに優勝者の座るスペースが無いことから考えますと、誰が優勝をしたところでちょもす氏と同じ扱いになっていたのではないでしょうか?

そして、このMC陣について紹介を行いますと

  • 水沢アリー(モデル)
  • タイガー桜井(ファミ通app)
  • USG ゼロロ軍曹(シャドウバースランカー)
  • なっこ(グラドル、コスプレイヤー)
  • ヨースケ(シャドウバースランカー)

という顔ぶれになっています。

このMC陣を見て感じたことは2日目の大会参加者が4人に対しMC陣が5人というのは少しバランスが悪いのではないかということです。

また、これは水沢アリーさんを代表に言えることですが、シャドウバースにこれまで関連がある様子でもなかった上、一時期はテレビでも活躍していたモデルの方なので出演料もそれなりに支払われているはずで、これらMCの方々は大会賞金を削ってまで出演させることはなかったのではないかと感じています。

なっこさんも含め動画映えする女性を出演させることは配信を行う上で華やかさにつながることはもちろんなのですが、大会の主役はあくまで大会参加者。彼らのモチベーションを最大限に引き出した上で真剣勝負を見せることこそが、ゲームユーザーが最も満足する動画配信に繋がるのではないでしょうか。

これはちょもす氏もブログで述べていることなのですが、大会参加者にこのような扱いをするということは大会参加者を大事にしていないということです。

さらに解釈を広げると彼らの出演にギャラを払わないということは彼らの出演に1円の価値もないと考えているということまで言えるでしょう。

公式大会に参加することや、その配信を放送されることがゲームプレイヤーにとって一種の名誉であるかのように触れ回るソーシャルゲーム運営が多く見られますが、大会というものはこれに参加するユーザーがいて始めて成り立つものでそこに著名なユーザーが参加してくれることに対し、むしろ運営側こそがありがたいと感じるべきではないのかと思います。

この辺りの価値観の間違いやユーザーの代表である大会参加者を軽視する傾向がユーザーを激怒させ今回の炎上騒動を巻き起こした最も根本にある問題ではないのでしょうか。

今や、インターネット上では誰でも簡単にテレビ番組のような放送が行える時代。

それだけに目先の視聴者数や利益、必要経費にとらわれユーザーおよび視聴者を満足させることを考えない放送を行うことはユーザーにマイナスのイメージを植え付け、運営側にとっても結局は利益にならないものとなるでしょう。

だからこそ、安易な放送を行うのではなく慎重にユーザーと番組参加者の目線にたった番組作りを行うべきではないのでしょうか。

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